「次世代を担うエンジニアたち」では、日本のソフトウェア産業の未来を担うエンジニアたちにフォーカスし、新時代のエンジニア像を明らかにしていく。
第18回では、携帯やmixiアプリで人気の「まちつく!」に携わっているZynga Japan株式会社の中村悟氏に話を伺った。
-まちつく!を作ったきっかけとは?
Zynga Japanの前身であるウノウに入社した際に、ちょうど会社としてモバイルの開発に力を入れていく時期でした。
その時に、モバイルのサービスを考えてみてくださいと言われ、市場調査などを行い検討したところ、ゲームが良いのではないかという結論になりました。そして、簡単なスペック表を作成し、当時の社長である山田進太郎氏に話をしたところ、面白そうだという話になり、プロトタイプを作ることになりました。それが最初のきっかけです。
その後、まちつく!の機能に関する企画部分については社長が、開発については私がメインで担当することになりました。
-苦労した点とは?
mixiのモバイル版に対応した際に、一気にユーザが増え、トラフィックが増加しました。当時は、インフラに関して専任者がいなかったので、サーバの増設をしたり、Amazon EC2を活用したりと、皆で協力しながら対応していましたね。
-気になっている技術はありますか?
ソーシャルアプリのように多くの人が使う場合のデータ構造に興味があります。Webサービスと同じような構成で、リレーショナルデータベースを使っていると、ソーシャルアプリのように多くの人が使うサービスでは、さばききれません。
最近、KVS(キーバリューストア)などの技術が注目されています。例えばそれらを採用したとして、どのようなデータ設計が良いのか、つまり開発者が使いやすく、理解しやすい形とは何かを常に考えています。
サービスによって要件は変化しますので、特定のソリューションを使うというよりも、さまざまオープンソースソフトウェアを自分たちでどのように活用していくかが重要だと思っています。
-好きなプログラミング言語は?
仕事ではPHPがメインですが、私はずっとJavaが好きです。プログラミング言語として、思想が綺麗だからです。型がしっかりしており、言語として厳密に制御されていることと、私自身がオブジェクト指向をJavaから学んだということもあります。
-注目しているエンジニアの方は?
昔からずっと凄いと思っている方は、元シックスアパートの宮川達彦氏です。とてもスマートでクレバーな方で、プレゼンが非常に面白いです。
-5年後、どのようなエンジニアになりたいですか?
今後、50人から100人規模の大きなサービスに関わっていく際に、滞りなく開発プロジェクトを進めながら、良いサービスを作れるようになっていたいですね。
■プロフィール
Zynga Japan株式会社
スタジオ部門/リードエンジニア
中村 悟 Satoru Nakamura(1980年生まれ)
大阪出身。大学卒業後、営業職に就くも、1年後には未経験からプログラマに転職。
2006年4月に東京へ上京してAsk.jpに入社。2007年10月ウノウ入社。
■参考リンク
・Blog:cloned.log
・Zynga Japan株式会社
・まちつく!





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