#25 天野仁史氏 ビジネス的に成功して、くだらないサイトを作りたい

図表1:天野仁史氏

図表1:天野仁史氏

「次世代を担うエンジニアたち」では、日本のソフトウェア産業の未来を担うエンジニアたちにフォーカスし、新時代のエンジニア像を明らかにしていく。
第25回では、あのひと検索 SPYSEE(スパイシー)を提供してるオーマ株式会社の天野仁史氏に話を伺った。

-今、携わっている仕事は?
オーマのコアコンピタンスである研究を、SPYSEE以外のサービスや新しい分野に活かしていく仕事をメインに行っています。もちろん、オーマが運営しているWebサービスのインタフェースや技術の部分も担当しています。

図表2:あのひと検索 SPYSEE(スパイシー)

図表2:あのひと検索 SPYSEE(スパイシー)

-オーマを選んだ理由とは?
以前に本で読んだのですが、音楽には3つの柱があるそうです。その3つとは、研究・芸術・技術で、音の波形が研究、音楽を生み出すのが芸術、演奏するテクニックが技術です。
この要素は、Webサイトでも当てはまると思っています。自分は技術をやっていて、またJavascriptにはデザイン的な要素、つまり芸術部分があります。けれど、研究というのは遠い位置にありました。
オーマは東京大学の研究から生まれた会社で、自分の技術と研究の良い出会いになると考えたからです。
また、自分が関わる割合が大きい仕事をしたかったというのが根っこにあります。例えば、Twitterのように、解決したい問題があって、少数が集まって一気に開発されました。そういう開発をしたかったというのがあります。

図表3:IT戦記

図表3:IT戦記

-最近、気になっているサービスはありますか?
FacebookとDiaspora(ディアスポラ)です。Facebookは広告出せたり、検索ができたりと、ソーシャルというものを、ちゃんと受け継ぎつつ、プラットフォームとしてしっかりしています。Facebookは多くの人に使ってもらいたいし、楽しくなって欲しいと思っています。
その反面、FacebookがDiasporaだったら良いとも思っています。今後ソーシャルメディアは、HTTPの次のレイヤーになると考えています。そのときに、オープンであれば、標準化がより早くなります。コミュニティに対してオープンで、さまざまな人の意見を聞けるという、自分の理想と一致している点で、個人的にDiasporaに期待しています。

図表4:あまの ひとし

図表4:あまの ひとし

-注目しているエンジニアの方は?
サイボウズの奥一穂さんですね。エンジニアとしてすごいことに加えて、流行に敏感でそれを見抜く力もあります。また、自分の考え方がしっかりしていて流されないですし、人として魅力があります。
また、ゆーすけべーさんは企画者として凄いと思っています。彼は技術的な興味だけではなく、世の中でちゃんと求めれているサービス作っていて、実際にみんなに使われていますから。

-5年後、どのようなエンジニアになりたいですか?
世の中を良くするサイトを作って、ビジネス的にも成功して、その後にくだらないサイトを作っていたいですね。自分を表現するような面白いサイトを作りたいと考えています。

図表5:天野仁史

図表5:天野仁史

■プロフィール
オーマ株式会社
天野仁史

■参考リンク
あのひと検索 SPYSEE [スパイシー]
Diaspora

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